フェルマータとは

「発達障害を持つ若者に、出口がないと感じた」

フェルマータ代表である寺戸は、発達障害の方を含む若者の就労支援の仕事をしており、そこでは、就職できてもなかなか職場に定着できなかった人を何人も見てきました。

障害を隠して(クローズド)就職すれば「うつ病」などの二次障害で心身を壊し、障害をオープンにして就職すれば単純作業しか与えられない。障害者就労の難しさを社会の側から解決させる必要性を感じ、寺戸は「ハッタツソン2019」というイベントに参加しました。

そこで共同代表であるエンジニア森本とも出会います。

コンダクターのアイデアで最優秀賞獲得、クラファン達成!

「抽象的で分かりにくい指示」と「突然割り込む飛び込み作業」を改善するアプリケーション「CONDUCTOR」のアイデアで最優秀賞を獲得。審査員から高い評価を得ました。

ただ、本当にこのアイデアが当事者の方に求められているか確かめるためにクラウドファンディングを実施。金額100万円が集まらなければ企画は白紙となる「All OR Nothing」方式でのチャレンジでしたが、残り2日で60%以上を集める大逆転劇にて、目標金額を達成。

約112万円、260名もの方から支援いただきました。

合同会社を設立。ITで人々を活かす環境を作る。

クラファンの資金を使って「CONDUCTOR」のβ版をリリース。本格的な製品リリースに向けて開発を進めています。その中で、2021年4月に「フェルマータ合同会社」を設立。

「CONDUCTOR」の制作を続けていくための決断でもありましたが、ITで環境を変えて人々の可能性を活かすという意味で受託開発やDX支援という事業も「コンダクター」のコンセプトと同じであることに気づきました。

「環境が変われば、人は輝き出す」挑戦は続く。

対人支援職である寺戸と、エンジニアとして高い技術力を持つ森本。人を活かすためのIT技術への挑戦はまだまだ始まったばかり。

『自閉症スペクトラム障害の子供を持つ父親です。子供が大きくなったときに働きやすい環境が整っていることを願い、支援させていただきます。』
これはクラウドファンディング支援者の方の言葉です。

かつての「眼鏡」がそうだったように、テクノロジーは環境を変え、障害を無くすことができます。CONDUCTOR(コンダクター)を使うことで「職場の障害」を無くし、いろんな人が可能性を発揮しながら働くことができる。
そんな光景を目にするために、私たちフェルマータは挑戦を続けていきます。

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